育児講座 No.小児喘息! 

 
   

 
       まさかと思った病名を医師からはっきりと告げられました。「小児喘息です。」下の子供が一歳になったころです。 脳裏をかすめたのは、お姉ちゃんのお友達の 上の子の闘病生活でした。目の前がすっかり暗くなってしまいました。  
      それから、一体何をしたと思いますが。そう子供に一切病名を告げなかったのです。それは、この病気で苦しんでいる、お友達のお母さんから得た知識でした。その方は薬剤師で 、ご主人は薬大の教師でした。  
      子供は、病名を告げられるとすぐに自己暗示にかかってしまい、性格も暗くなり、何事に対しても「ぼくは喘息だから......」と思って出来ない事を正当化してしまう というのです。また、病名を告げると「小児喘息は更に症状が酷くなり、頭の良い子程その傾向が強い。」とも聞きました。  
      、いつまでも隠していたわけではありません。高校生になって小児喘息の暗示にかからない年になってから病名を告げました。しかし、それまでの15年間は、子供が小児喘息の発作を起こさない様に、相当に気をつかいました。  
      一番最初にしたのはアレルゲンを特定する検査です。アレルゲンが沢山在りました。ハウスダスト、ブタクサ、杉、檜....その他に何があったのかもう忘れてしまいました。  
      まず掃除機を高性能な物に買い換え増した。その当時、市の中心部にあった駅前の再開発マンションの2階に住んでいました。空気も汚れていたようですが、しっかり家族全員の布団を干して、毛布にもしっかりと裏表に掃除機を かけました。もちろん毎朝床のカーペットにも掃除機をかけました。  
      しかし、風邪を引くと発作が出ます。子供はヒュー、ヒューと息が苦しそうです。しかし、ここが勝負です。親は顔色一つ変えては成りません。落ち着いてかかりつけの小児科医に駆け込みました。水薬が出ましたが、勿論「喘息の薬を飲ませよう。」などと言う言葉は絶対口にしません でした。  
       医師にも子供に病名を言わない様に強力いただきました。そして知り合いにも全くお話ししませんでした。不用意に口にすると子供は病名を記憶し、その知識を貯え、直に一人前の喘息患者になってしまうからです。  
      そして10年程が過ぎていきました。本当に苦しそうにしている時も数度記憶に残っています。しかし、本人には風邪で通しました。6年生の時に 今の郊外の住宅地に引っ越してからは喘息の発作は無くなりました。やはり空気の汚染が一番の原因だったのではと思います。  
      安心したのも束の間、翌年の冬には酷いクシャミが始まりました。そう、隣の山には杉の木がいっぱい生えていたのです。杉が終わると今度は檜です。 なにしろ目の前は山で、そこには大きな木が沢山そびえているのです。そして、クヌギやブナ科、南隣の栗、そして夏には北隣の水田の稲穂の花粉です。  
      規則正しい生活に留意し、学校までの6キロを歩かせ体力をつけさせました。ニンニクのエキスを飲ませたり、酷い時にはマスクのお世話にも成りましたが、努力のかいあって、テッシュボックスを日に一箱、空にする程度ですみました。  
      しかし、喘息はもう大丈夫でした。この方法が誰にでも有効なのかはわかりません。しかし、一度も酸素吸入に至らず入院や大きな発作も起こさずに成長してくれて一安心です。勿論今でも布団の掃除機かけは私も時々協力してやり続けています。  
       明日はアトピーについてお話しします。  
       
       
        
        2006年10月21日 10:01:38  
       
       
       
        
        2006年10月21日 10:01:38  
   

 
       
       
       
         
   
 
   

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1998. 5. 19   初  版   167p. 7Mb        2006年10月21日 10:01 更新
 

 
       
   

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